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MONO-COTO INNOVATION(モノコトイノベーション)は、全国の中高生が学校の枠を超えてチームを組み、デザイン思考を活用しながら、テーマに対して革新的なアイデア創造に挑戦する4泊5日のプログラムです。アイデアを考えて終わりではなく、プロトタイプをつくってアイデアの価値検証まで取り組み、プレゼン審査で優勝チームを決定します。
今年度は以下の2つのテーマで開催。
500名を超える応募があり、選考を通過した中高生80名が全国から集まりました。参加者は4人1チームになり、プロのデザイナーやエンジニアによるメンタリング、イノベーションを専攻する大学生サポーターによるサポートを受けながらアイデア創造に取り組みました。 また、メンターによるプレゼンテーションや大学生サポーターとの座談会などを通じて、進路やキャリアについても学びを深めました。 最終日には、日本科学未来館にて最終プレゼンテーションを実施。全チームがステージに立ってプレゼンテーションを行い、テーマスポンサー企業による審査で優勝チームを決定しました。
テーマ「駅での心地よい体験のデザイン」で優勝を収めたのは、幼い子どもがつい自分ルールを作って歩きたくなるタイルを考案したチーム13『HIGHTIDE』。 サイズや色などに仕掛けを施したタイルを設置した子ども用の通路を作ることで、幼い子どもの「親に着いていくだけではなく自分の興味の赴くまま自由に歩き楽しみたい」というインサイト(願望)を叶えるアイデアです。 そして同時に、子どもの意識をタイルに集中させることで不規則な動きを制御できるため、親が持つ「人が多く危険な駅でも、子どもの自主性を尊重して楽しく歩く経験をさせてあげたい」というインサイト(願望)を叶えられ、幼い子どもと親の思いを繋ぐアイデアになっています。 着眼点や問題設定の鋭さ・納得度、アイデアの有効性、社会的なインパクト等が高く評価され、優勝を収めました。
Webサイト「開催報告」では、今年度の最終プレゼンテーション動画やワーク風景動画、参加者の声などをご覧いただけます。