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西武ホールディングスが女性活躍推進にデザイン思考を活用する意味


株式会社西武ホールディングスでは2016年から女性社員の活躍を推進するために「SEIBUダイバーシティカレッジ」を西武グループ内で開校し、女性の管理職候補を育成してきました。元々はデザイン思考のコンテンツはSEIBUダイバーシティカレッジになかったのですが、2019年より株式会社CURIO SCHOOLとともにデザイン思考をカレッジのコンテンツの1つとして導入しました。

SEIBUダイバーシティカレッジがデザイン思考を活用することでどのような成果があったのでしょうか。

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株式会社西武ホールディングス

人財戦略部課長

町田 亨

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株式会社西武ホールディングス

人財戦略部課長

深瀬 敦子

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株式会社西武ホールディングス

人財戦略部主任

椙山 香織

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株式会社CURIO SCHOOL

代表取締役

西山 恵太


実際にデザイン思考を取り入れてから実現したアイデアが出てきている

CURIO西山:SEIBUダイバーシティカレッジで実際に「デザイン思考を導入しよう」となった背景について教えてください。

町田様:もともとこのSEIBUダイバーシティカレッジは2016年から毎年開催しており、女性活躍推進の一環で、女性社員のスキルアップとマインドチェンジを促し、リーダーシップの発揮を目指すことを基本コンセプトとして実施しています。その中で、フレームワークを利用して業務に関わる課題解決を図る研修を取り入れていました。

当時のSEIBUダイバーシティカレッジの受講生にとって非常に意味があり、一定の成果はあったと感じています。一方で、もう少し踏み込んだ形で課題解決を図る研修が出来ないかと考え、デザイン思考の導入を検討しました。

CURIO西山:「もう少し踏み込んで課題解決を図る研修が出来ないか」と踏み込んだ理由はなんでしょうか?

町田様:研修にデザイン思考を導入する前は、内容は共感できるものの、アイデアの具体性が不足していたり、ユーザーや問題点が見えづらかったりする部分に課題を感じていました。SEIBUダイバーシティカレッジでは、受講生の上司もサポーターとして参加し、研修を通じて受講生(部下)が検討したアイデアを上司と部下が一緒になって考えていきます。